私たち、kukkameri(クッカメリ)は、フィンランドをはじめとする北欧を旅し、小さいけれど魅力にあふれる町、四季折々の文化、美しい自然や大好きなアーティストを取材し、雑誌や書籍に執筆してきました。2018年に出版した『とっておきのフィンランド』、2020年の『フィンランドでかなえる100の夢』には、そんな私たちが見つけたお気に入りが詰まっています。

コロナ禍になり、世界情勢の変化や物価高騰など、さまざまなことが変わってしまった今、どうしたら大好きなフィンランドと関わることができるのか、ずっと考えていました。できれば、私たちらしい形で。

そこで出した結論が、これまで絵本作家や画家、小説家、デザイナー、映画監督など、多くのアーティストをインタビューしてきた経験を生かし、大好きなフィンランドのアーティストに会って、誰に縛られるでもなく、大好きなことを思うままに書くことでした。

実際、この1年、毎月のように北欧からたくさんのアーティストが来日しています。コンサートや展覧会の開催、映画の公開、出版記念と、理由はさまざまですが、彼らに会って話を聞きたい! 作品が生まれる背景を知りたい! 同じようにフィンランドやアートを愛する人たちとシェアしたい! という思いに駆られ、2023年春、サイトの立ち上げに向けて動き出しました。

第1弾アーティストは、フィンランドを愛する仲間たちの協力のもと、セラミックアーティストで、テキスタイルデザイナーとしても活躍するマリアンネ・フオタリさん。スタートした時点では、まったく形の見えない媒体であったにもかかわらず、快くインタビューを受けてくださったマリアンネさん、ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

これから、できれば2カ月に一人くらいのペースで、私たちが会いたい、話を聞きたいというフィンランドのアーティストたちを取材し、こちらのサイトに記事を掲載していきます。近い将来、フィンランドを訪れて、現地取材もできればと思います。

なお、新しい記事の公開情報は、kukkameriまたは内山・新谷それぞれのInstagram、Twitterなどでお知らせしていきますので、フォローしていただけるとうれしいです。

kukkameriとは?

ライター・編集者で、写真も担当している内山さつきと、イラストレーターで編集も手がける新谷麻佐子によるクリエイティブユニット。二人はもともと仕事仲間で友人だった。2014年夏、ムーミンの作家トーベ・ヤンソンが夏の間暮らしていた島に、ジャーナリスト、イラストレーターとして1週間滞在したことがきっかけで、共にフィンランドを旅するようになる。フィンランドに通いつめるうちに、本にまとめたいという気持ちが高まり、2018年『とっておきのフィンランド』(Gakken)を上梓。2020年には、2冊目の著書『フィンランドでかなえる100の夢』(Gakken)を出版。以来、フィンランドや旅をテーマに、雑誌や書籍に執筆している。 kukkameriの活動の詳細はこちらから >>

内山さつき
Satsuki Uchiyama

ライター、編集者。アートや旅について雑誌や書籍で執筆・編集を行っている。トーベ・ヤンソンに関わる本や展覧会などの仕事も手がける。過去の連載に朝日新聞デジタル&Travel「フィンランドで見つけた“幸せ”」

新谷麻佐子
Asako Aratani

イラストレーター、編集者。雑誌や書籍、お菓子のパッケージ、ステーショナリーのイラストを手がける。月に1回程度、集英社のウェブメディア「OurAge」で連載「北欧で見つけた!幸せなおうち時間」を執筆している。www.asakoaratani.net